ドラグニティから見たサイバー・ダーク
※これはドラグニティのことしか考えてない生き物の偏見の塊を記事にしたものです。
これはドラグニティに他のテーマをタッチ、複合させる際の参考にするための記事です。基本的にはドラグニティを主体として、その戦法の拡張となるかどうかを考えています。
ドラグニティは結構な展開力を持ち、2〜3ターンに限れば後続も補充しやすいテーマではあるものの、一連の展開が終わった後ではデッキ内の選択肢は大きく削れており継戦能力は弱いというのが使ってる身からの感想です。また、ヴォイドで対応はできるものの、魔法罠への対策が非常に薄いためそこを補えるものは優先的に採用したいところです。その他ドラグニティだけだと採用しづらいフリーチェーンの妨害や対象を取らない除去などは魅力的です。
その上でドラグニティとサイバーダークを組み合わせる魅力は以下の通り。
- 装備魔法をコストに回数制限のなく範囲の広いカウンターを使える「鎧獄竜-サイバー・ダークネス・ドラゴン」
- 攻撃力5000と複数回攻撃に強力な耐性と圧倒的な決着力を持つ「鎧皇竜-サイバー・ダーク・エンド・ドラゴン」
- 「サイバーダーク・ワールド」と機械族下級サイバー・ダークによる追加の展開
- 装備状態で効果を利用できるドラゴン族ドラグニティを利用できる各種サイバー・ダークサポートの共有
フィニッシャークラスの2体はどちらもドラグニティ単独を大きく超えた出力を出せる強力な選択肢。
特に「鎧獄竜-サイバー・ダークネス・ドラゴン」はコストの装備カードを自分に装備している必要はないため各種方法で装備カードを用意できるドラグニティと相性が良い。ハールーンを2回分のコストにしたり、アキュリスで破壊を重ねたり、ドライブで展開・コスト稼ぎなどを繰り返したり、通常のドラグニティとは違う選択肢が挙げられる。
それぞれ先手と後手でとても強力なこともあり対応できる状況が大きく広がる。
一方でそもそも展開することは簡単ではなく、ドラグニティの展開の都合上「サイバネティック・ホライゾン」が使用できないこともあり特に墓地肥やしが厳しい。「鎧皇竜-サイバー・ダーク・エンド・ドラゴン」も「ドロドロゴン」などを用いた正規融合を狙うことになる。
竜の渓谷やガジャルグでも墓地を肥やせるのでルートを構築する際には頭に入れておきたい。
昔から考案されていた機械族下級サイバー・ダークとドラゴン族ドラグニティを組み合わせた展開は近年ドラグニティのサポートが増え、召喚権が貴重となることで価値を失っていた。
しかし「サイバーダーク・ワールド」の登場によりサーチと追加の召喚権を得たためそれを利用して展開を増やすことができるようになり、その展開にはその頃考案されていた機械族下級サイバー・ダークによってファランクスを装備する展開が最も有用であると考えられる。過去の展開が一周回って進化した気持ちだ。
ファランクスが墓地にいる状態であれば「サイバーダーク・ワールド」やそれをサーチできる「サイバー・ダーク・クロー」から通常の召喚権を使用せず汎用的なレベル6シンクロやリンク2を展開できるわけで展開の幅は大きく広がる。
「ドロドロゴン」などを展開することで実質的に「サイバーダーク・ワールド」を融合代用効果を含むフィールド融合効果として扱うこともできる。これぞ裏サイバー流ドラグニティ・フュージョン。
ハールーンはこの場合もシンクロでき、ファランクスを自分に装備しロムルスに繋いで装備カードになれるなど非常に使い勝手がいい。
その他では「甲纒竜ガイアーム」は墓地のシンクロモンスターをエクストラデッキに戻して再展開を狙えるようにするとともに、融合体サイバー・ダークの装備枚数を増やしてさらにドローも狙える。展開する余裕がない場合も「サイバー・ダーク・クロー」を装備し攻撃することで直接エクストラデッキから墓地に送って装備カードにすることはできるなど、まさに八面六臂の活躍が期待できる。
上記ではハールーン、アキュリス、ファランクスを挙げたがサイバー・ダークによって装備カードとなる機会が増えるため装備状態で効果を持つカードは全体的に使用できる機会が増える。特殊なところではパルチザンでサイバー・ダークモンスターをチューナー化すると言ったような展開も狙える。
また、そのほかのドラゴン族も竜の渓谷とガジャルグで墓地に落としやすく通常のサイバー・ダークより装備カードの幅が広い。
現在のサイバー・ダークの起点となる「サイバー・ダーク・クロー」にガジャルグや、「天球の聖刻印」と「幼精竜ラルバウール」によってアクセスしやすいため通常のサイバー・ダークより安定しつつ、上記の通り決定力と展開の幅が通常のドラグニティより増すため両テーマを補い合う良い組み合わせなのではないかと思っている。ぜひ今後も研究していきたい。