深海産竜渓谷備忘録

半年ほどドラグニティのことだけ考えてた生き物の記録です。コメントされれば勝手に参考にします。

ペンデュラムモンスターについて

今回は相性のいいペンデュラムモンスターについて書いていきたい。

ペンデュラムモンスターは準備さえできれば手札やデッキに依存せずある程度の展開が可能となる点でドラグニティの欠点を補える存在といえる。

一方で特殊召喚するモンスターのほかにスケールとなるペンデュラムモンスターも必要でありある程度の枠をとって採用したい。 ドラゴン族が非常にアクセスしやすく採用しやすい。鳥獣族もアクセス可能であるものの、有用なカードが少ないため扱いは難しい。

 

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このカードは単独でも特殊召喚が可能であり、竜の渓谷ですぐに準備できるという点で相性のいいカードといえる。

一方で、竜の渓谷から特殊召喚するレベル4非チューナーモンスターとしてはレガトゥスと役割が重複しており、「ドラグニティではない(レムスなどの要件を満たさない)」「鳥獣族ではない(ガジャルグの素材にならない)」「特殊召喚条件がより厳しい(前提として竜の渓谷がある以上、レガトゥスの特殊召喚は実質条件がない)」「単独では再利用が難しい(エクシーズ素材以外ではエクストラデッキに行くため、墓地利用より選択肢が狭く有効活用しづらい)」といった点で劣っており、単独ではレガトゥスが優先されてしまう。 そのため、採用する場合はレガトゥスと併用することやドラゴン族を活かすこと、ペンデュラム召喚で使い減りしないことを意識して組み込みたい。単独であっても手札から竜の渓谷のコストとした場合は非常に有効なカードである。

ペンデュラム召喚することを考えた場合、もう一つの効果で覇王門をサーチしスケールを用意できることは非常に有能。制限のない「覇王門零」はスケール0なため高いスケールを持ったカードを組み合わせたい。

 

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厳密にはペンデュラムモンスターではないが、召喚条件的にペンデュラムモンスターと切り離せないのでこの機会に書いておく。

このカードを入れるためだけにペンデュラム要素を入れる価値がある、最高に悪用できるカード。墓地のカード名・効果をコピーできる能力は古今東西いかようにも悪用でき、その力はかの禁止カード「The tyrant NEPTUNE」からも察しが付く。 相手ターンまで持続はしないものの、名称ターン1もなく複数特殊召喚した場合はそれぞれ効果を使えるため、やはり使い道は多い。

よくある使われ方では後述の「超天神龍オッドアイズ・レヴォリューション・ドラゴン」の効果をコピーし全体除去、打点上昇に自身の貫通効果付与を重ねて確実にフィニッシュを通しに行くものがあるが、やはり強力。 名称もコピーしてしまうため同一ターンには使用できないが、前のターンに使用した「レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン」をコピーするのも単純だが強力。その他起動効果のコピーは大体強い。 ドラグニティにおいてはガジャルグとなってレムスを墓地に送りそのまま特殊召喚、レベルは変更されないことを生かしてレベル10ドラグニティナイトをシンクロ召喚することもできる。その他にもメインデッキのドラゴン族であれば竜の渓谷からアクセスできるため選択肢は幅広い。

召喚条件は闇属性ペンデュラムモンスター×2ではあるが、ドラゴン族ペンデュラムモンスターは大半が闇属性であるため大きく意識する必要はない。

 

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あらゆる効果に利用価値のある捨てるところのないカード。

まず手札から捨ててレベル8以下のドラゴン族ペンデュラムモンスターをサーチする効果。先述のとおり「覇王眷竜ダークヴルム」は初動の手札にあったほうが強力なためその枚数を4倍にできるだけでも優秀。また、このカードを墓地に送ることができるので「覇王眷竜スターヴ・ヴェノム」のコピー効果の対象とする準備も整う。サーチ範囲も広く、不足している要素を状況に応じて補うことのできる柔軟な効果。

召喚条件が厳しく全体除去効果と打点上昇効果はそのままだと使いづらいが、上述の「覇王眷竜スターヴ・ヴェノム」にコピーさせることで利用可能。全体除去効果は墓地や魔法罠にも影響を与えるが、手札は影響を受けないため、竜の渓谷でレムスをサーチすることで自分の被害を軽減できる。また、デッキやエクストラデッキを回復できるメリットととることもでき、「貪欲な壺」と似たような役割を持たせることもできる。その場合ドローソースとしては「超再生能力」のほうが望ましい。「覇王眷竜スターヴ・ヴェノム」の特殊召喚もリリースなため、少なく見積もっても3枚、十分以上のドローが狙える。とはいえ全体除去と2800+αの攻撃がある以上、そこまでするのは過剰かもしれない。

さらにペンデュラムスケール12という貴重な高いスケール持ちであり、ペンデュラム召喚を行う際は必須ともいえる。ドラゴン族しか出せない制限はドラゴン族以外をあまり採用しないため大きな影響はない。

ペンデュラム効果は自身をコストにガジャルグなどを蘇生でき、ドラグニティで扱いに困ることはない。この効果を使用した後はエクストラデッキに行くもののそこから再利用は難しいためその後の展開を考えて使いたい。

このように初動、展開補助、フィニッシャーの準備とあらゆるタイミングで使用できるため、ペンデュラム召喚を使用する場合はフル採用、可能であればこのカード自体のサーチ手段も用意したい。「聖刻龍王-アトゥムス」から「幼精竜ラルバウール」を特殊召喚することなどが採用しやすい。

 

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墓地の光属性・闇属性をコストに手札・エクストラデッキから特殊召喚できるペンデュラムモンスター。ペンデュラム召喚に依存せずエクストラデッキから特殊召喚できる点が非常に有能。

ペンデュラム効果で自分をエクストラデッキに置きつつ除外されているドラゴン族をサルベージできる。ドラグニティはレムスや「輪廻竜サンサーラ」、グラムなどで除外される場合が少なくないのでそれを再利用可能にするのは展開の幅を広げる。

特殊召喚した後は主に攻撃力3000を活かしたアタッカーや闇属性ドラゴン族を活かして「覇王眷竜スターヴ・ヴェノム」の素材やリンク召喚に使用するのもいい。

除去効果は除去としてはかなり扱いづらいので自分のモンスターをコストにする引導火力として使った方がいいかもしれない。

スケールは1なため少し利用しづらく、効果も有用だが若干限定的、「超天神龍オッドアイズ・レヴォリューション・ドラゴン」でサーチできるので少数採用し必要に応じてサーチするとよい。

 

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各種オッドアイズは闇ドラゴンがほとんどであり非常にアクセスしやすく、「覇王眷竜スターヴ・ヴェノム」の素材にしやすい。
オッドアイズ・ミラージュ・ドラゴン」はガジャルグでもサーチ可能でアクセスしやすい高スケール持ちであり単純にペンデュラム召喚に利用しやすい。ペンデュラム効果は流石に限定的な使い方になるものの「超天神龍オッドアイズ・レヴォリューション・ドラゴン」を使い回したりできるので無駄にならない。

オッドアイズ・アークペンデュラム・ドラゴン」も同様に高いスケールを持つものの、アクセスでは「オッドアイズ・ミラージュ・ドラゴン」に劣るので、どちらかというとフィールドで素材となる点を生かしていきたい。覇王門を含むレベル7のペンデュラムモンスターはギザームなどと合わせてランク7エクシーズやレベル10シンクロなどの素材として扱いやすい。スケールとして使用する場合は効果も活かすため多めにオッドアイズを入れておきたい。

オッドアイズ・ファンタズマ・ドラゴン」はスケールは低く扱いづらいものの、ペンデュラム効果はエクストラデッキからのサルベージで使いやすく数少ないレベル8であるため独自の展開選択肢となる。

 

 

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竜剣士・竜魔王は全てレベル4のためアクセスが容易。スケール的にも5がレベル7を出すときの下スケール、レベル4を出すときの上スケールとなれるためこの2枚がおすすめ。通常モンスターであることを活かせるなら「竜剣士マスターP」「竜魔王ベクターP」も良い。

この2枚はペンデュラム効果も優秀で、「竜剣士ラスターP」ならエクストラデッキを肥やせてよりペンデュラムとしての展開力を増やすことができ、「竜魔王レクターP」は限定的だがモンスター効果をメタれる。環境的にはSRに採用される「クリアウィング・ファスト・ドラゴン」などが狙い目。

闇属性の「竜魔王レクターP」の方が扱いやすいことも含めて検討したい。

 

ルール的に逆風が吹いているペンデュラムモンスターだが、最近のペンデュラムテーマは手札にペンデュラムモンスターを戻して展開する能力も増えているため、そういった強化も可能であれば取り入れていきたいところ。

闇属性ドラゴン族が多いため「幼精竜ラルバウール」でサーチできるものが多く、レベル4以下であればガジャルグ、レベル8以下であれば「超天神龍オッドアイズ・レヴォリューション・ドラゴン」でもアクセスできるので要所に合わせて様々な構築を考えたい。